《起業ストーリー第3話》2人目妊娠・出産。起業しても変わらない子育てと仕事の両立のジレンマ

こんにちは!

ニコル食堂 代表のきくちです。



ニコル食堂(SmilePlanning)は

今年で10周年を迎えます。



この10年での失敗談や成果、

どういう思考でこの10年行動し続けてきたのか

という部分を


起業ストーリーとして

包み隠さずお届けできたらと思いますので

ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。



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イベンターとして活動し始めて

2年がたった頃


相変わらずイベントを掛け持ちしながら

突っ走っていた私でしたが


2人目の妊娠をきっかけに

少し仕事のペースを落とすことにしました。



雇っていたアルバイトスタッフが

ちょうど高校卒業の時期と被ったこともあり


一旦雇用にも区切りをつけて

キッチンカーも手放し

一人でできる範囲の仕事量にしていきました。




そのころは仕込み場所として

十日町のテナントを借りて

小さなスムージー屋も営業していたのですが


2人目の出産後には

バックヤードにしていた部屋を

ベビールームにして


赤ちゃんを背負いながら

接客していた時期もありました。




そろそろ寝返りもうてるようになって

じっとしていられない月齢になった頃


無事4月から保育園に入園することができ

また仕事に本腰入れるぞ!と

内心張り切っていました。




しかしここでまた新たな問題に

ぶち当たるのです...



次男は生まれた時から

呼吸器官が弱い子でした。



喘息から肺炎になって入院したり

保育園に登園しても

出勤したと同時に電話がかかってくることも

ざらにありました。



お客さんが待ってるのに

また穴を開けることになってしまう....



この心境は

起業前のパート時代と同じ気持ちでした。



子供との時間を優先したくて

自分でスケジュール管理がしたくて

起業したのに



結局仕事優先になってしまっている...!



家族からも

家のことがちゃんとできないなら

事業なんてやめてしまえ!


とお叱りを受け、

両立させることを再度誓って



十日町の店舗を手放して

自宅前に小さなコンテナハウスを設置し

そこで許可をとって

アジアン屋台ニコル食堂として

再出発を図りました。



この時、なぜアジアン屋台ニコル食堂に

業態変更をしたのか?



それは、土日のイベントの仕事から

平日の昼に活動時間を移していくためでした。



クレープだと、どうしても

午後から夕方にかけての時間や

土日のイベント出店がメインになる、



でもランチ屋さんなら

朝から仕込みをして昼がピークで

子供が帰ってくる時間までに

仕事を終えて待っていられる。



そう考えたんです。



土日を休むために

平日の昼に売り上げられることを考えよう。

そんな思考でした。



そしてイベント出店を土日どちらかに減らしながら

業態変更したことの認知を広げ


アジアごはんのテイクアウト、

お弁当のデリバリー

という今のニコル食堂の土台が

出来上がっていきました。




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みんな大抵、起業するときは


やりたいことで起業したい!


と思うはずです。



だって、

やりたいことで生きていきたい!

と思って起業するんだから。



私も最初はそうでした。


カフェを作りたい!

と思って起業してます。



今だからわかりますが

特に女性(子育て中なら尚更)は


まずリソースの整理から入らないと

そもそもどこかにガタが来る時が

やってくるんです。



この時間帯は絶対に家族の時間を確保したい。

このくらいの収入は毎月確保したい。

この人たちは絶対に守りたい。



という

人、時間、お金のセーフティゾーンを

決めておかないと



私のようにやりたいことをやって


自分の利益が出なくてもいいや

家族の時間を無駄にしてもいいや

仕事に全振りしたい!


って自分本意な経営に

行き着いてしまうのです。



結局そんな経営って長く続かないし

誰にも応援されないんです。



できることを虎視眈々と提供し続けることで

やりたいことを語れるフェーズに行けるわけです。




次回は

ニコル食堂ついに実店舗オープン!


というテーマでお届けしていきます。



次回も楽しみにしていてくださいね!








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